花粉によって引き起こされるアレルギー症状をいいます。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や目のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎がもっとも多くみられます。まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。
地域差がありますが、もっとも多いのは春先に見られるスギ花粉症と言われています。
花粉によって引き起こされるアレルギー症状をいいます。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や目のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎がもっとも多くみられます。まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。
地域差がありますが、もっとも多いのは春先に見られるスギ花粉症と言われています。
治療法を大きく分けると、症状を軽減する薬物療法と根本的に治す根治療法の二つがあります。根治療法と言ってもその効果には個人差があります。スギ花粉症における減感作療法では軽症、無症状におさまった患者さんがたくさんおられ、その高い効果が認められています。
11月よりスギ花粉が漏れ出す恐れがある事から、当院では確実に花粉が飛ばなくなる毎年6月頃からの治療をお奨めしています。
治療の前には確定診断のための検査が必要となりますので、「舌下免疫療法について」の内容をご理解頂いたうえで、治療前に一度ご相談ください。
予防法には花粉の曝露を防ぐ方法と、薬物による方法があります。薬物による予防法は基本的に治療法と同じで、初期療法として花粉症の季節の前から予防的に服用を始めるとより効果的です。
また、スギ花粉症などでおこなわれている花粉飛散開始予測日を含めた花粉速報や飛散状況が参考になります。
花粉の曝露を防ぐにはマスク、メガネ、衣類および、洗顔その他があります。
スギをはじめとする風によって花粉を運ぶ植物(風媒花)は虫などが運ぶ植物(虫媒花)よりも多量の花粉をつくり、花粉が遠くまで運ばれるので花粉症の原因となりやすいと考えられています。原因となる花粉の種類は多く、日本ではこれまでおよそ60種類が報告されています。
花粉症を引き起こす植物の主な種類には次のものが挙げられます。
主な花粉の飛散時期は、スギ、ヒノキなどの樹木では春が中心ですが、イネ科(カモガヤ、オオアワガエリなど)の場合は初夏に、キク科(ヨモギ、キク、ブタクサなど)の場合は真夏から秋口になっています。
アレルギー疾患の一つで、原因の多くはハウスダスト、花粉、カビなどです。アレルギー反応とは異物が体の中に入ることによっておこる有害な過敏症で、治療の目的はその症状の改善にあります。ネブライザーや点鼻薬、抗アレルギー剤の服用や注射による減感作療法があります。また、予防のための生活指導なども必要です。
アレルギー性鼻炎は放置したり、治療が十分でないと副鼻腔炎(蓄膿症)、頭痛、 耳鳴り、目やのどの痛みを引き起こします。
当院ではアルゴンプラズマ凝固法による外科的治療も行っています。(下記参照)
【予約制】
【保険適応】
アルゴンプラズマ凝固法(APC)とは、アルゴンガスをプラズマ化し、そこへ高周波電流を誘導することで組織の焼灼凝固を行う方法です。
アレルギー性鼻炎に対するAPCによる治療効果は、個人差がありますが約1~2年持続します。
この治療法の良いところは、薬や過去に行われてきた外科的療法と違って、耳鼻咽喉科専門医が施行する限り、副作用が出ない点です。
注)アルゴンプラズマによるレーザー焼灼は花粉症の真っ只中ではできません。